ドライタイプのドッグフードと缶詰タイプのドッグフードどちらが健康にいいの?
ドッグフードにはカリカリフードとして主流となっているドライフードの他に、缶詰タイプのものが存在します。
基本的にはカリカリタイプのものを与えて、たまに缶詰タイプを混ぜたり、もしくはそれ単体で与えたりしている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
でも、ここで「ドライタイプと缶詰タイプだったら、どっちのほうが栄養価が高いんだろう?」と疑問に思う人も多いと思います。
そこで、両者を比較しながら、どちらの栄養素が高いのかをチェックしていきましょう。
まず、ドライフードから見ていきたいと思います。
ドライフードはその名のとおり、乾燥していてカリカリになっている状態のフードです。
乾燥しているので、保存が長くできることが特徴ですね。
このカリカリフード、栄養素がどのくらい含まれているのかを見てみると、水:栄養素=1:9程度となっているようです。
つまり、水分は10%ほどで残りの90%は全て栄養素であるというわけですね。
では、次に缶詰タイプの栄養素についてを見てみましょう。
缶詰タイプのものはドライフードのように乾燥しているものではないため、一度開封してしまうとあまり長く保存することができません。
しかし、水分がたっぷり含まれているので、食事と一緒に水分を取ることができ、あまり水を飲まない子には最適です。
さて、そんな缶詰タイプの栄養素についてですが、なんと水分:栄養素=8:2という結果なんだそうです。
つまり、水分が80%近くあるのに対し、栄養素はたった20%しか含まれていないということなのですね。
以上のことから、缶詰タイプではなかなか一日の栄養素を補うことは難しいということがわかります。
そのため、缶詰タイプを与えるときには、極力主食のカリカリフードと混ぜて与えるのが望ましいと言えるでしょう。
ちなみに、缶詰タイプのような柔らかいフードは、歯に汚れが付着してしまいやすいという難点もあります。
そのため、歯のトラブルにつながってしまう可能性も高くなるでしょう。